はじめに
脳疲労の抑制方法
そこで今回は、感じる・作るを取り入れた私自身の遊び方改革による脳疲労の抑制方法をご紹介します。ぜひ文章と写真から脳疲労の抑制方法をイメージしてみてください。
夏の夜に一夜限り、白い大輪の花を咲かせるサボテン科の植物で月下美人というお花があります。毎年、私の部下の実家から心洗われる写真が送られてくるので、数年前にその花の株分けをしてほしいと頼み、葉1枚から水につけ、芽をださせ、土に植え、大切に育て、いつの日か真夏の夜に白い妖艶な花を咲かせてる月下美人を夢に見て、来る日も来る日も大切に育てました。(写真1)
写真1
去年、月下美人の葉が成長し、ゴミ箱の陰に隠れ、隠れても更に大量の葉を出したので、この陰になる環境が適応させているのかもと思い、ゴミ箱をどかさず、育ててみる決断をしました。
そして今年7月18日、ゴミ箱のかげに隠れた葉から花芽がつき、7月31日夜の8時頃までつぼみが大きく膨れ(写真2)、
写真2
なんと9時過ぎに待ちに待った月下美人の花が開いてくれたのです(写真3)。見る見るうちに花が開き、約3時間ほどで満開になりました。ベランダの窓を開け、月下美人の開花を友人とともにシャンパンを飲みながら、深夜1時過ぎまで観察をしていました。
写真3
写真4
その間、花が開くことだけに集中し、お互い自分の目で見た状況を相手に伝え、開花の観察だけに集中した時間をもちました。
「つぼみの先から白い花が見えた」「花のがくが2枚開いた」「白い花弁が3枚広がった」など、数年間この花に出会いたくて水やり、肥料やり、を続け、台風で花芽が飛んでいかないように荒天準備をし、かわいがって育てた花の晴れ姿を見る様な気分で、脳が集中していることに気づきました。
集中など意識を働かせている時の脳は5%しか脳のエネルギーを消費せず、今ここに集中し楽しい思いをすることでストレスを軽減できると信じたことで、開花を友と共有し、楽しむことに集中できたのです。
その結果、1時過ぎまで起きていた脳とは思えないほどの活性度と気分の良さで、脳の疲れが取れていくことを体感しました。
心穏やかな満足感と共に月下美人の花をぼーっと見ていたため、ストレスによる雑念が入る余地が無く、DMNが活性化されても良い感情と関連付けられた情報同士が自由にリンクしあったのでしょう。
これは、脳疲労の抑制方法の例にすぎませんが、ぜひ皆様も頭の端に、脳の働きを意識した遊び方改革」のことを少し意識してみてください。きっと日々のビジネス脳の疲労をとるヒントになると思います。