はじめに
家庭になくてはならない家電のひとつが、冷蔵庫。部屋の中で静かに佇んでいるだけだけど、食材を冷やしたり、冷凍したり、生活していくには必要不可欠な家電です。
一度買うとそれほど頻繁に買い替えるものではないかもしれませんが、一人暮らしや結婚など、生活環境が変わる時に購入のタイミングを迎えることもあるかと思います。
しかし、いざ買おうと思うと、どんなサイズが良いのか、どこのメーカーのものが良いのか、全くわからない…なんてことも。そんな冷蔵庫の気になる「ベストな大きさ」や「買い替えの際の注意ポイント」、「正しいお手入れ方法」や「故障の主な原因」まで、タメになる情報をお話します。
冷蔵庫は大きめの方がいい?ベストな大きさは?
冷蔵庫買い替えの際、それまで使っていたサイズで特に問題がない場合は、同じくらいの大きさを購入すれば良いと思います。ですが、一人暮らしを始めるにあたり冷蔵庫を購入する場合や、結婚する予定がある場合、または子供たちが巣立った後の買い替えなど、生活環境に大きな変化がある場合はどんなサイズを買ったら良いのか悩みますよね。
実は、家族の人数を以下の計算式に当てはめて定格内容積を導き出す方法があります。それが下記の式です。
70L × 人数 + 100L(常備食材)+ 70L(予備食材)= 定格内容積
・定格内容積150L~250L:成人一人での使用・定格内容積280L~350L:成人二人くらいまでの使用
・定格内容積380L~420L:成人二人に子供一人くらいまでの使用
・定格内容積450L~500L:成人二人に子供二人くらいまでの使用
・定格内容積510L以上 :450L~500Lの家族構成を超えて使用
あくまで目安となりますが、上記の定格内容積に少し余裕を持たせて選ぶと失敗が少ないと思います。あとは上記を参考に、家電販売店のスタッフさんに相談に乗ってもらいましょう。ご自身の家族構成や使用環境を詳しく伝えれば、きっとピッタリな冷蔵庫を探してくれることでしょう。
冷蔵庫を買うときに注意したいポイントやメーカーごとの違いは?
上記で、適正の大きさを説明しましたが、ポイントはそこだけではありません。他に、注意したほうが良い点をあげてみましょう。
■ 搬入時における問題
400Lクラス以上になると、冷蔵庫を室内に運ぶ際に問題が発生するケースがあります。入口となる玄関スペース、玄関から設置場所までの通路スペース、設置場所の背面部の放熱スペースなどを事前に確認しておくようにしましょう。
■ ドアが開く方向
冷蔵庫の設置場所によってはドアが開く方向に注意が必要です。右開き、左開きに影響されて設置ができないなど、取り返しのつかないことにならないようにしましょう。
機能面などはメーカーによって千差万別です。例えば野菜室が一番下にない冷蔵庫もあれば、自動製氷機に洗浄モードが備えつけられている冷蔵庫もあります。家電販売店に足を運んで、実際に比べてみることをおすすめします。