はじめに

充電インフラは?

現在の日本の充電インフラはCHAdeMO規格で、その実効充電出力の多くは20kW~50kWとなっていて、おまけに一充電拠点に1基というのがほとんどです。おまけに1回の充電は30分で打ち切り、次の人に譲るというのがマナーです。EQCが搭載している80kWhのリチウムイオンバッテリーを満杯にするにはもっとも充電出力の高い50kWで急速充電しても30分で約120km走行分と、なかなか満充電にはなりません。

次に充電する人が待っていない場合なら“おかわり”をしてあと30分、つまり合計1時間となるのですが、これでようやく約240kmの走行分が充電出来ることになります。ちなみにコンビニや道の駅は20kWの充電出力の充電器がほとんど。さらに多くの時間がかることになります。

実はEQCに試乗する直前まで日産リーフの62kw、e+に一週間ほど試乗して、実用面のチェックをしていました。一充電の航続距離も実走行で280km程度は可能になりましたが、問題は充電でのトラブルです。次に待っている人などと殺伐とした場面になる事もあります。

充電インフラの充実によってさらにEQCの魅力は輝くはず

一方の欧州では出力110kWの急速充電ネットワーク、IONITYのチャージャーが一拠点に何基も並んでいます。EQCの80kWのバッテリーでも1時間とかからずに充電できるわけです。実はEVというのは車としての仕上がりを評価すると同時に、いかに優れた充電インフラを今後作り上げていくかが問題なのです。

CHAdeMO規格の充電器も新たに150kWの高出力化タイプ普及の計画もあり、それが登場すればEVの充電時間は約3分の1になるはずです。EV自体の高性能化はもちろんですが、充電インフラの充実をいかに進めるかが、EV普及に大きく関わることになるでしょう。

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