はじめに

唯一成婚数を増加させた「年上妻婚」

戦後の日本で2番目に人口の多い団塊ジュニアが生まれた(=戦後2番目に年間に生まれる子ども数が多かった)頃の1970年と件数で比較した2017年の、年上夫婚、夫婦同年齢婚、年上妻婚の3パターンの成婚件数の変化を見てみたいと思います。

初婚同士の成婚総数は1970年から2017年で46%に半減していますが、二宮さんと同じジャニーズで最近成婚されたTOKIO・城島さんカップルに象徴される「夫が年上の結婚」は、62万件から20万件と半世紀前の3割台にまで激減しています。

夫婦同年齢は7.9万件から7.5万件で、ほぼ同水準で推移しました。

ところが、「二宮さん型」の年上妻の結婚だけは8万件から8.6万件へと「結婚件数が大きく減少する時代に実数でも増加」という独特な動きを見せています。

計算上当然ですが、実数だけでなく全体に占める割合としても増加を続けており、1970年には10組に1組という珍しい結婚だったのに対し、今では4組に1組という脱マイノリティ婚化を果たし、夫婦同年齢婚よりも多い成婚数となっています。

一方、「城島さん型」の夫年上婚は全体の55%で2組に1組にまで急減しています。

成婚が高齢層ではほとんど発生しない(ここで女性が『独身』であるのは寿命の差から来る死別原因がメイン)こと、50代までは男女ほぼ同数であることを考えると、2組に1組で男性が年上ということは母数から考えて全く特殊な話ではありません。

つまり、「男性が年上の結婚が当たり前」という考え方は、もはや統計的にみるならば「非常識」の時代であることがわかります。