はじめに

昼は散歩や食事でムーミン谷を満喫

冬のムーミン谷を楽しめるのは、夜だけではありません。昼間は、大きな尻尾を持ったリスを追いかけて、リスの落とし物を集めながら謎を解いていくお散歩ラリー「りすをさがして」が開催されます。

開催時間は10~17時(最終受付は16時)。参加費500円が別途必要ですが、難易度は低めの設定になっているので、幅広い世代で楽しめそうです。

また1月上旬からは、「サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~」が始まる予定。ステレオヘッドセットを装着してパーク内を歩くと、自分の歩行に合わせて、雪の上を歩いているようなギュッギュという音が聞こえてきます。さらにパーク内のチェックポイントで物語を音で追体験できる仕組みにもなっています。

サウンドウォーク
「サウンドウォーク」ではパーク内を歩いて物語を追体験(画面は開発中のもの)

アトラクション以外にも、期間限定のグッズやメニューを販売。はじまりの店では冬らしいコーデュロイ生地のバッグなどが販売されるほか、オリジナルバッジづくりのコーナーではWINTER WONDERLAND限定のデザインを10種類用意しています。

限定メニュー
「ルオカラ」で提供される期間限定メニュー

展示施設「コケムス」内のレストラン「ルオカラ」では、ミートボールを雪玉に見立ててムーミン谷の冬をイメージした「ウィンターワンダーランドプレート」や、フィンランドの冬には欠かせないという「星のタルト」などを限定メニューとして提供しています。

開業1年目は夏場の天候不順が逆風に

パークを運営する「ムーミン物語」の親会社であるフィンテックグローバルの決算説明資料によると、2019年9月期のエンタテインメント・サービス事業は売上高が前期比4,079.3%増の54億円となった一方、本業の儲けを示す営業損益は4.23億円の赤字となっています。

2018年10~12月期と2019年1~3月期は、ムーミンバレーパークを中核とするテーマパーク「メッツァ」の開業準備費用がかさみ、四半期ベースで赤字に。3月にパークが開業し、春の行楽シーズンを迎えた2019年4~6月期は3.46億円の黒字に浮上しましたが、、2019年7~9月期は再び0.78億円の赤字に陥りました。

夏休みシーズンということで、4・5月と同様の来場者数を見込んで、4~6月期と同程度の人員を配置したものの、7・8月の天候不順が影響し、来場者数は想定を下回る結果に。当初はエンタテインメント・サービス事業だけで通年で65億円の売上高を想定していましたが、最終的には54億円にとどまりました。

その一方で、春の行楽シーズン並みに人員をそろえたため、営業費用は高止まりの状態に。結果的に、営業損益を大きく圧迫することになりました。

ムーミンバレーパークが開業2年目を迎える2020年9月期は、フィンテックグローバルにとっても正念場の年となります。となれば「WINTER WONDERLAND」で期初のロケットスタートに結びつけたいはず。初冬の豪華企画は、そんな意気込みの裏返しなのかもしれません。