はじめに
要因3:主力の「ペッパーランチ」も絶好調
そして、ここで忘れてはならないのが、主力の「ペッパーランチ」業態も好調なことです。
3月17日には、「ペッパーランチ出店加速 52ヶ月連続既存店昨年対比 100%超え」と題されたプレスリリースも発表されています。
※ペッパーランチ52ヶ月連続既存店昨年対比100%超え 出店加速中
既存店の売上高は、52カ月連続で昨年対比超え。さらに今年の3月も達成し、53カ月連続。4年半年近く増収を続けていることになります。既存店がこれだけ伸び続けるということはなかなかなく、利益率の改善や出店の加速につながっていくことは言うまでもありません。
もうひとつ夢があるのは、NYのいきなりステーキでは、6ドルのペッパーライスが大人気だということです。そうです、ペッパーランチ業態もアメリカで受け入れられるかもしれないのです。
いきなりステーキよりもペッパーランチの方が原価率が低い、つまり利益率が高いので、本来的にはチェーン展開に向いています。全米でウケれば、文字通り「ドル箱」となる可能性があります。
ペッパーランチはすでに東南アジアを中心に270店舗もフランチャイズ展開し、実績・ノウハウは十分です。全米で大成功からのナスダック上場はただの夢物語でないように感じます。少なくとも社長さんは本気です。総理大臣に手紙をしたためるくらいですからね。
円安による仕入れ価格の高騰、低糖質ブームの終焉、他店による模倣など障害はいくつもあります。事業は“いきなり”ではなく、“じっくり”と推し進める同社の動向に注目です。
※情報に間違いがある可能性がありますので、必ずご自身でご確認し、投資判断は自己責任でお願いいたします。