はじめに
商業展開の先に見据えるものは?
ロイヤルグループでは、1962年からセントラルキッチンシステムを採用し、業務用冷凍料理の製造に着手。これまではグループ内の店舗に向けて提供していましたが、2017年10月から一般向けの商品販売を開始。2019年9月に「ロイヤルデリ」として新たなブランドを立ち上げました。
同社が冷凍食品に力を入れる背景にあるのは、冷凍食品市場の拡大と「外食・中食・内食のボーダレス化」。Uber Eatsや出前館などのデリバリー、コンビニのイートイン、ミールキットの宅配など、それぞれの区分けがなくなってきているといいます。また、ユーザーが冷凍食品に求める内容も、より本格的な味の料理に変化してきました。
二子玉川の店舗ではロイヤルデリ全25商品の販売を本格的に開始し、ECサイトなどで情報発信もしていきます。店内で飲食できるメニューは、ロイヤルデリの商品を使用しているものもありますが、ひと手間を加えたものだといいます。
進化を続けるキャッシュレスオンリーの店舗。リアルな場での接触をきっかけにして、フローズンミールの味を家庭に広げることができるでしょうか。