はじめに

投資の方針を定めよ

そして、投資の敵となるのは思い込みです。「万が一」ということまで、しっかり考えておく必要があります。

いったん投資を始めると、いつでも株を持っていなければならないと思ってしまう人も多いのですが、「〇〇の株を買うために△△の株を売る」ということではなく、「△△の株は今が売るタイミングだから売る」と、きちんとした理由があるときに売買すること。事前にしっかりと方針を決めておくことが大切です。

そして方針を決めたあとは、損をしても利益を出すことになっても「当初の予定通り」に行動することが大事です。当初の前提が崩れてしまった場合は、そもそも、その株を持っている根拠がないわけですから、手放すことを考えたほうがいいと思います。

自分の思い通りになるときは、とくに苦労もいらないですが、思惑違いだった場合の対処の巧拙が投資でしっかり利益を出せるかどうかの分かれ道になるということなのです。

想定外の事態を常に頭に入れておく

このように想定外のことが起こるのが相場の常。ですから、想定外のことを“想定しておくこと”が大切です。

「まさかこんなことになろうとは……」ということが起こりますので、初心者のうちから資金を全額、一度に投入するというようなことは避けましょう。自分の「損失の限度」を決めておくことも必要かもしれません。

また、初心者の場合は、レバレッジが効くからといって「信用取引」に手を出すことは避けたほうがいいと思います。そして、時間を味方につけ、投資期間に余裕をもって始めることをお勧めします。

そして、投資した株式が「どうなったらどうする」という方針をしっかりと決めること。ここからあなたの投資が始まるのです。

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