はじめに
3月以降の価格はどうなるのか
実は今、牛肉は世界的な調達競争が起きています。主因となっているのは、アジアで急激に拡大している食肉需要。それに加えて、足元では豚コレラが発生し、中国の同国内向け豚肉の生産量が減少。調達環境は厳しさを増しています。
イオンの主力商品であるタスマニアビーフ
イオンとしては、自社農場で生産しプライベートブランドとして展開しているタスマニアビーフを中心としながら、その補完的な役割として今回価格改定をした米国産牛肉を販売していく構え。今回価格改定をした2品目以外にも、定期的に3~4日程度のセールを実施し、その他の品目も拡販していく予定です。
これらの施策により、イオンでは牛肉全体の販売額を年間で2割増に持っていきたいとしています。消費増税に苦しむ消費者にとって、今回の価格改定は1つの福音。あとは、調達環境が少しでも改善し、販売価格がさらなる値下げ方向に動いてくれることを願うばかりです。