はじめに

1LエンジンとFF

トランクのユーティリティや室内のスペースをチェックしたところで次は走りです。Tクロスに用意されたのは「1.0 TSI」というエンジンで、他の選択は日本国内ではありません。さらに前輪で駆動するFFとなっていますから、SUVに多い、4WDは本国仕様にも用意はありません。。確かに、FFやFRといった2輪駆動のSUVがどんどんシェアを拡大していることは分かります。実際に燃費も良くなりますし、車両も軽くなりますから小さいクルマならではの軽快感も出ます。

一方で4WDがもしあったら、走破性も高いので、高めの車高と相まって、少しぐらいの悪路やチョットした雪道も安定して走れるので良かったのですが、都会派SUVと考えればあまり問題も無いでしょう。

本国にある1.6Lのディーゼルターボなどがあったらとても嬉しいのですが、今のところ導入のニュースは流れてきません。

現在は116馬力の1LのエンジンとFFの組み合わせのみ

さっそく走り出してみます。最初は1Lエンジンのことを非力ではないかと心配していたのですが、この116馬力のエンジンは全体的にもう少しだけトルクが欲しいなという感覚です。FFで街乗りを楽しんで時々、中距離ドライブをという人にはそれほどの問題はないと思います。スポーティで元気というより、普通にちょうどいい感じのエンジンです。

あとは高速道路ですが、乗り心地はしなやかで安定感があり、ロングドライブでもどんどんこなせそうです。何よりもシートがかっちりしていて相変わらずいい。座った瞬間に堅さを感じるシートなのですが、上体のホールド感や座面の受け止め具合はやはりVWの上手さが光ります。楽で頼りになって、シートだけでも部屋に置いてきたいぐらいです。

堅めだが体をしっかりとサポートしてくれる良く出来たシートはロングドライブに最適

ですが時々追い越しなどで感じるわずかな物足りなさは、やはりエンジンのせいかもしれません。そんなことを考えながら走っていると今度はエンジン音が少し気になります。高速ではほとんど気にならなかったサスペンションの堅さが一般路ではちょっぴり顔を出します。すべてがほんのちょっぴり気になるのですが、購入を躊躇するようなレベルではないので、まずは試乗をしてみて下さい。