はじめに

郊外の住宅街では?

話を再びマスク探しに戻します。比較的割安な袋入りマスクが見つかったものの、7枚入りで1人1点限り。感染予防には1日に2~3回付け替えたほうが良いとの情報もあり、やはり箱入りのお徳用が欲しいところです。

家庭での需要が多いであろう、郊外の住宅地を探してみることにしました。選んだのは、大手ドラッグストアの本社や、大手ディスカウントストアの1号店がある、東京・府中市。本社のお膝元や創業の地であれば、仕入れも強化されているのではないか、という読みです。

しかし、京王線の府中駅周辺のドラッグストアを数店探してみましたが、いずれも品切れ。1店舗だけ、蒸気マスクやガーゼマスクが売られていましたが、1人2点まで。箱入りのお徳用は見当たりませんでした。

駅を離れて、大手ディスカウントストアに向かいましたが、こちらでも売られていたのは蒸気マスクのみ。結局、今回の取材でお徳用マスクに出合うことはできませんでした。

どうすればマスクと出合えるのか

今回の取材で訪れた店舗の数は12。このうち、マスクの取り扱いがあったのは2店舗。蒸気マスクも含めると、4店舗という結果でした。

大手メディアが報じているような、どこもかしこも品切れという状況ではないことがわかりました。また、ネット上で言われているように、開店直後でないと売り切れになってしまうわけでもないようです。

取材結果を総合すると、需要の多い郊外部では争奪戦が激しそう。一方、都心部では商品仕入れのサイクルが早いため、タイミングさえ合えば、マスクに出合える可能性は高いように思われます。特に、大通り沿いなどの目立つ立地ではなく、少し奥まった店舗のほうが商品も残っていそうです。

何よりも重要なのは、雰囲気に流されてパニック・バイに陥らないこと。都心などに出かけたついでに、目についたドラッグストアをのぞいてみてマスクが見つかれば、こまめに買いだめしておく。そんな地道な対応が望ましいように感じられました。

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