はじめに

1日で300億円超を売り上げるゲームも

他方、娯楽・レジャーの分野では、感染拡大防止措置によって国民の外出が制限されているため、在宅で楽しめるゲームや動画配信の好調が目立っています。

たとえば、前出のテンセントが運営する人気モバイルゲーム「オナー・オブ・キングス」は、旧正月の大晦日(1月24日)に単日で20億元(約313億円)もの売上高を記録したようです。

また、「テンセント・ビデオ」や「アイチ―イー」「ヨーク」「ビリビリ」など、各社が運営する動画配信サービスも、旧正月の期間中に視聴時間が大きく伸びており、広告収入の増加につながっています。

感染者数

新型コロナウイルスは確かに中国経済に大きな打撃を与えていますが、同時にさまざまなネットビジネスが成長する契機にもなっています。中長期的に見れば、経済の効率化が進んで「災いを転じて福となす」可能性も十分にあるのではないでしょうか。

<文:市場情報部 アジア情報課 王曦>

この記事の感想を教えてください。