はじめに

タイ人の熱い気持ちについていけるか?

ともかくタイにいれば当たり前ですがタイ人との出会いは豊富なわけですが、実際につきあうとなかなか大変だというのもよく聞く話。とくに語られるのは「タイ人女性の嫉妬深さ」でしょうか。

男同士で飲んでいても20分ごとにLINEが来て、電話がかかってくる。実は女と会っているのではと疑い、不安になって、ばんばん連絡してくる。果ては飲みの現場に乗り込んできてしまう。

「タイ人女子を落とすにはとにかく花を送れ!」と力説する人もいる

退勤時間になると、会社にやってきて受付で待っているようなタイ人女性もいます(これは珍しいものではないのか、まわりのタイ人も自然に受け止めているし、彼女と受付のタイ人スタッフが仲良くなることも)。

こちらも同様の熱意でもって応じないと、浮気を疑われて、まったく身に覚えがないのに修羅場となったりもします。この攻勢に疲れて、破局となるカップルもけっこういます。もちろんこういった女性ばかりではなく、タイ人にもサバサバ系女子はいるし、あくまで単なる傾向なのですが……。

一方でタイ人男子は、この性質が「マメさ」となって表れます。とにかく細かく気を使ってケアしてくれるので、無神経な日本男児ではありえない優しさと心遣いに癒される日本人女子もいますが、「ほっといて」と感じてしまうこともやはり多い。恋人にせよ友人や家族にせよ、タイ人は日本人よりも人間関係が濃密で距離が近い印象です。

それと、これもまた傾向にすぎないのですが、東南アジア全般どこも良く言えばおおらかで、悪く言えばズボラでイイカゲンなところがあります。時間を守らない、約束を忘れるくらいならいいですが、どんどん勝手に人生プランを決めちゃって、相談もなく転職したり唐突にイナカに帰ると言い出したり、振り回されることがあるかもしれません。

このあたりをどれだけ寛大に受け止め、翻弄されつつ楽しむことができるか。日本的に細かなことを気にしてカリカリしてしまうタイプは、タイ人との恋愛は難しいでしょう。

なお、ここまで解説してきたのは「一般的なタイ人」についてです。「夜のお仕事」はまったく別モノであります。日本人のとくに一部男性は、タイで歓楽街にはまりこんでしまうことがありますが、あまりいい結果にはならないでしょう。

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