はじめに

「良い判断」だと思わない人の声

「家庭では学環境を整えることが難しく、子どもが集中できない」「学校以外に集まってしまう」「学力の低下」「母親の負担が増えた」「虐待を受けている子供たちが心配」

子どもがずっと家にいると何かと手がかかり、親としては負担に感じてしまう時もあるはずです。また、子どもの学力や学習環境について心配する声もあります。

そして、ドキッとするのは虐待を受けてしまっている子どものこと。そのような環境に置かれてしまっている子にとっては、学校が救いの場になっていた可能性があります。

一方で、「子どもの症状は軽い」「手洗いやうがいで防げるはず」など、ウイルス感染を楽観視しているように感じる声も見られました。ウイルスに対する認識がまちまちであることが伺えます。

「どちらとも言えない」人の声

「必要でもあるが、こどもの体力低下などが目に見えて感じる」「感染症予防にはいいが仕事をする母親にとってはかなりの負担」「満員電車に乗ってる大人の方が危険だろうに」「コロナが落ち着いてはじめて良いか悪いかがわかる」

休校要請の必要性について理解はできるものの、弊害もある。そんなジレンマを抱えている人も多いようです。

学校が休校となれば生徒たちはその通り従うことになりますが、大人たちへの自粛要請については強制ではないため、どこまで守られるかわからないという声もありました。

未曽有の危機への対処に伴う痛み

仮に手段を選ばずにウイルス感染を徹底して防ぐのであれば、政府がもっと強制力を働かせた方が良いのかもしれません。

一方で、経済活動が停止してしまうことの弊害や法的な限界、個人の意思や尊厳についても考慮する必要があります。

いま直面しているのは、特効薬のないウイルスの蔓延という未曽有の危機です。その対処に用意された正解はありません。人それぞれ様々な意見がある中で、痛みや葛藤を分かち合いながらこの危機を共に乗り越えていくことになります。

あらゆる経済活動が停滞し、肺炎に苦しむ方が増える中で、政府はついに非常事態宣言を出すに至りました。一日も早くウイルスの感染拡大が収束し、この見えざる敵との闘いに終止符が打たれることを切に願います。

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