はじめに
子どもの年齢別の見たサブスク利用状況
未就学児のいる家庭でAmazon Primeが多い?小学生は動画配信や本、コミック
子育て家庭で利用するサブスクサービスは、子どもの年齢によって違いがあるのではないでしょうか。
子どもの年代別に利用率を見ると、未就学児のいる家庭では「ネットショッピング(Amazon Primeなど)」や「動画配信」がやや高くなっています(図3)。小さな子どものいる家庭では、店舗でじっくり買い物をすることが難しいため、ネット通販ニーズがより強いのでしょう。
一方、小学生の家庭では「本・雑誌・コミック配信」や「動画配信」が、高校生の家庭では「音楽配信」の利用率がやや高なっています。同じように休校中と言っても、小学生は中高生とは違って、保護者が何かやるべきことを用意しないと時間を持て余し気味になります。今回の休校をきっかけに、これらのサブスクに加入した家庭も多いのではないでしょうか。
そして、高校生のいる家庭では「音楽配信」が多い傾向がありますが、これは保護者というよりも、保護者の契約で高校生の子どもが自分のスマホで楽しんでいるのかもしれません。
なお、全体的に利用率は低いのですが、「家計簿アプリ・金融サービス」や「自動車」の利用率は未就学児のいる家庭でやや高くなっています。ミレニアル世代のデジタルネイティブも多い未就学児の親は、デジタルツールを上手く活用して家計を管理したり、「所有より利用」といった価値観が強い傾向があるのでしょう。