はじめに

弁護士に相談

まず相談先については次のようにお話ししました。

「このケースのトラブル相談は弁護士になります。消費者センターはあくまで企業と個人とのトラブルに関しての相談を受けるところで、フリマのような個人間同士の取引の場合は、消費者センターは対応できません。ただし、話を聞く限り、運営者側の一方的な対応に問題もありそうなので、その妥当性については消費者センターに相談しても良いかと思います」

知人とはいえ、私は法曹資格がありませんので相談には乗れません。本人が解決を図るために必要なことをお伝えました。

「サイトの運営者側は、返品してくださいと言っているのですね。だとすれば、返品には応じる必要はあるかと思います。ですが、万が一、すり替えが行われた時のために、迅速に動けるように準備はしておいた方がよいと思います。商品のすり替えがあった場合、すぐに警察にかけこめるように、事前に#9110に電話をして、通報先を尋ねておいてください」

これらの準備をしたうえで、購入者側に次のことをしっかりと伝えると良いとアドバイスしました。

「送る前の商品やレシートの写真は撮っており、手元にあるとのことですので、それを相手にお伝えしたうえで、『当方としても高額な商品ですので、すり替えの心配をしています』と正直に告げてください。そして『もし違う商品が送られてくれば、すぐに警察に通報します』も合わせて伝えておいてください。何より、こちらの意向をしっかりと伝えて誠意ある態度で交渉することが大事になります。それでもなお、返品したいということあれば、応じてはどうでしょうか?」

それからしばらくして、知人から連絡があり、購入者と何度か話し合いをもった結果、購入者は鑑定先に商品を持っていき、本物であると確信したそうです。そして、受け取りの評価もしてもらい、お金も無事に入金されました。