はじめに

自分を奮い立たせる習慣こそ「モーニングルーティン」

「朝1時間」のタスク管理を習慣化することができると、朝があなたの「ピークマネジメント」の時間となります。「ピークマネジメント」とは、アスリートが試合の本番に自分を最高の状態に持って行くために、いつもの「勝ちパターン」を儀式として行うことをいいます。

自分が「のってくる」状況を意識的につくる儀式として朝1時間をタスク管理に充てていきましょう。タスク管理で「この行動で私はうまくいった」というパターンを繰り返すことによって、自分で自分に良い暗示をかけることができます。

何も考えずに自然と身体が動いてしまうような習慣となれば、余計な雑念にとらわれずに行動の幅が広がります。心理学者ミハイ・チクセントミハイは周囲のざわめきが気にならないくらい思いきり物事に集中している状態を「フロー状態」と名付けました。朝の1時間でタスクを段取りする行為を「フロー状態」でつくることができれば、朝イチから「このタスクを今日1日でクリアするぞ!」という気持ちが高まります。

毎日の「モーニングルーティン」を理想の状態に整えることが、先が見えない時代に最も確実に自分を変える方法なのです。

さらに詳しい方法については『「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン』をご覧いただけますと幸いです。ぜひ、お読みください。

池田 千恵(いけだ ちえ)
朝イチ業務改革コンサルタント。外食ベンチャー企業、外資系戦略コンサルティング会社を経て、2009年に『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす! 』(マガジンハウス)を刊行。
ベストセラーとなり、「朝活の第一人者」と呼ばれるようになる。「朝1時間」の業務改革による生産性向上、働き方改革のための手法を企業に指導しているほか、個人に向けてはキャリアに迷ったとき自分の将来を真面目に楽しく語り、学びたい人向けの朝活コミュニティ「朝キャリ」を主宰。

「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン 池田千恵 著


1日をコントロールするためには、生活時間の朝シフトが重要! いつもより1時間早く起きるだけで、人生がうまくまわりだす。朝活の第一人者が提唱する新しい朝活=モーニングルーティンメソッド!

(この記事は日本実業出版社からの転載です)

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