小型株のスイングトレードを中心に資産を100倍超に増やし続けてきた兼業投資家のラテまっちゃさん。前回に引き続き、利益が狙える銘柄選びと売買のタイミングについて聞きました。


出遅れ銘柄をひたすら探す

――ラテまっちゃさんは売買したい銘柄をリスト化し、1ヶ月くらい保有するスイングトレードを主としています。狙う銘柄はどのように選定しているのですか。

選定方法は主に2つあります。1つは会社四季報、決算、IRなどを見て業績が良さそうな小型株を選んでいく方法、もう1つは、資金が集まっているセクターやテーマ株の中で出遅れている銘柄を探す方法です。

いまは新型コロナウイルスの影響で企業の業績が不透明な状態ですので、2つ目の方法で選ぶことが多いですね。コロナ関連では、例えば、マスク、テレワーク、ゲーム、医薬品、AI関連などが買われました。その中で出遅れている銘柄を探し、買っていくわけです。

この方法で買ったのがスガイ化学工業(4120)でした。買ったのは1月下旬で、そのときはマスク関連銘柄が盛り上がっていましたが、マスク関連では出遅れ銘柄が見つからず、乗り遅れてしまいました。そこで目を向けたのが医薬品関連です。当時、コロナ治療にHIVの薬が効くのではないかという話があり、HIV治療薬に携わっている企業のウェブサイトを1つ1つ調べ、時価総額が低い銘柄を探したのです。

これが当たって、1000円台前半で買った株価が数日で2倍以上になりました。出遅れ銘柄は、気づかれて吹き上がったときが売り時ですので、この時は3日で600万円くらいの利益になりました。

――買うタイミングはどのように決めているのですか。

下落後の反発を狙う場合は、下落した後でヨコヨコになったタイミングか、過去の安値に到達したタイミングを狙います。売りが枯れたなと思ったら、出来高が増えないように何回かに分けて買っていきます。時価総額100億円くらいの小型株は、一気に買って株価が上がってしまわないように、こっそり買い集めることが重要です。

――買い集めている途中で上昇した場合、上値は追いかけますか。

追いません。1,000円で買うと決めたら1,000円でしか買いませんし、上がってしまったらリストから外すようにしています。

この点はいろいろな考え方があり、上値を追って買い増しした方が利益を大きくできるというトレーダーもいます。たしかにその可能性もあると思いますが、高値掴みになる可能性もあります。いくらかでも買えていれば利益は出ますので、買えなかった分は諦めて、リストの別の銘柄に目を向けるようにしています。

――その点でも買いたい銘柄をリスト化し、買う銘柄の候補を明確にしておくことが大事ですね。

そう思います。狙う銘柄が3つくらいしかないと、もしかしたら3つとも上がってしまい、買いそびれるかもしれません。しかし、分析を頑張って20銘柄くらい準備しておけば、どれか買えるでしょう。20個選び、20個全て上がったとしたら、それはそれで神がかっているのでこの方法は向かないかもしれませんが、普通は買えます。買える水準の銘柄の中から売り枯れているもの、チャート的に良いものを買っていけば良いので、そのためにもリストと、リスト作りのための分析は重要だと思います。