すぽさんは、成長性重視の中長期投資で資産を10倍超に増やした投資家です。投資法や投資銘柄について書くブログも人気があり、企業分析の議論の場としても盛り上がっています。そんなすぽさんが注目する業種と、今後の取り組みについて伺いました。


メモ感覚のブログが銘柄分析の議論の場に

――すぽさんはご自身のブログで企業分析を行い、ブログを訪れる人と積極的な議論もしています。どのような経緯でスタートしたのですか。

ブログを始めたのは2011年で、当初は自分が買った株や買おうかなと考えている銘柄の分析を記事にしていました。成長性やビジネスモデルの特徴などを踏まえて「この銘柄のスコアは4.0」みたいなことを自分用のメモ代わりに書いていたんです。

それを続けていたところ、ブログを読んだ方から「この銘柄はどうですか」と質問が届きました。初めて聞いた銘柄だったのですが、その銘柄について頑張って調べて、分析結果を載せました。「成長性はありますね、でも、この点が弱いと思います、だからスコアは3.0だと思います」とか、そんなことを記事にしたのです。

――そこから他の投資家とのつながりが生まれたのですね。

はい。そのころはブログを作ったばかりで、1日のアクセスが5件、そのうち3件が自分というような状態でしたので、反応があったことが嬉しかったですね。

また、銘柄分析は評判が良く、質問数が増えるようになりました。分析作業は自分にとっても勉強になりますし、質問された銘柄の中から良い銘柄が見つかることもあります。ところが、質問の数が増え、対応に追われるようになってしまいます。一時は年間100件ほど質問が来たこともあり、分析する時間が全く足りなくなってしまったのです。

そこで、こちらが一方的に分析するのではなくて、議論をする場にしていこうと考えました。私の見解も言いますが、質問する人にも意見を求めることにしたわけです。

そこで少しハードルが上がり、質問するだけの人が減りました。複数の人の意見が入ることで分析内容も濃くなり、銘柄分析が読めるし議論そのものも楽しめる場として盛り上がっていったんです。

――すぽさんの企業分析力や「成長・ビジネスモデル・割安」という投資方針も、そのやり取りの中で磨かれたのですか。

それはあると思います。「成長・ビジネスモデル・割安」を重視する投資法が広がったのはブログがあったからですし、企業分析を通じて個人投資家の方々とのつながりが広がったのもよかった点でした。