はじめに
日本がお手本?世界初「スウェーデンコンビニ」
(カラフルなグミなどのお菓子もそろう、スウェーデンコンビニ)
同店のもうひとつの目玉は、世界初の「スウェーデンコンビニ」。日本のコンビニ文化からインスピレーションを受けて誕生したといいます。
ここでは、人気商品のフリーザーバッグ「イースタード」や、エコバッグ、電池、USBケーブルなどの雑貨をはじめ、植物由来の素材で作られたカップラーメン、スウェーデンの人気ブルワリー・オムニポロの低アルコールクラフトビール、チョコレートやグミといった食品まで豊富にそろいます。
(焼きたてのベーカリーがテイクアウトできる)
コンビニ内にはコーヒースタンドが併設されていて、コーヒーのほか、シナモンロールなど焼きたてのベーカリーも購入できます。特に、イケアラテ、アーモンドミルクラテ、プラントサンデーは原宿店限定商品なのでお見逃しなく。どれもテイクアウトすることができ、都市で生活する忙しい人のニーズに対応しています。
スウェーデンの伝統料理「ツンブロード」は原宿店限定
(原宿店限定メニュー「ツンブロード」は全16種類)
“原宿店限定”が楽しめるのは、2階の「スウェーデンカフェ」でも。スウェーデンの伝統料理「ツンブロード」が食べられるのは、原宿店だけだといいます。
フラットブレッドに具材を包んで食べるツンブロードは、原宿の代名詞であるクレープに似ていることもあり、原宿とスウェーデンの文化の融合を図って作られたメニューです。スイーツ、肉・魚、野菜など、具材は全部で16種類。都心にありながら、価格は税込150円(キャラメルナッツ)からと低価格で提供されています。
すでに原宿店のフード全体の売れ筋で1位にランクインしている、ツンブロード。中でも一番人気は、ノルウェーサーモンがたっぷりは入った「サーモン(税込500円)」。次いで、ソーセージ、エビ、マッシュポテトなどが入った「クラシック(税込390円)」、植物由来のソーセージを使用した「べジソーセージ(税込200円)」と続きます。
カフェの座席数は感染防止対策のため、しばらくは40席に減らして運営するとしています。
原宿店では、家具の購入はもちろん、近くに寄ったついでに雑貨を見たり、小腹が空いたからカフェに寄ったり、目的がなくても「気軽に立ち寄ってほしい」と松尾さん。
家具や雑貨だけにとどまらず、スウェーデンの文化や食も身近に感じることができるイケア原宿。郊外の大型店とはひと味違った魅力が詰まっています。2020年の冬には、渋谷に2店目の都市型店舗がオープンします。郊外のファミリーから都市の一人暮らしへ、進化を続けるイケアから今後も目が離せません。