はじめに

電子マネーも活用シーンの多いものを選ぶ

たとえば、電車をよく使うならモバイルSuicaでしょう。JR東日本の電車を利用するたびに2%のポイントがもらえますし、グリーン券や定期券の購入でもたくさんポイントが貯められます。関東の私鉄沿線にお住まいならばモバイルPASMOと各鉄道会社のクレジットカードを組み合わせて、定期券の購入でポイントを手に入れることもできます。

郊外にお住まいであまり電車を使わないという方ならばWAONやnanacoもいいでしょう。WAONならイオンで毎月20日・30日に開催される「お客様感謝デー」に電子マネーWAONで支払うと5%オフにできます。またnanacoもイトーヨーカドーやアリオで毎月8のつく日に開催される「ハッピーデー」には5%オフやポイント4倍の特典が受けられます。

また、後払い式の電子マネー、QUICPayは独自のポイントはありませんが、支払いに指定しているカードに準じてポイントやマイルが貯まります。実は簡単にQUICPayを使って二重取りする方法があります。用意するものは「Kyash Card」です。

まず、クレジットカードでKyash Cardにチャージするのですが、スマホ上のアプリで簡単にできます。還元率が1%超のクレジットカードであれば、チャージした時点でポイントが1%超還元されます。

通常、Kyash Cardにて支払いを行うと、Kyash Cardのポイント還元である1%キャッシュバックが受けられます。これらの還元率を合計すると、2%になるのですが、このKyash CardをQUICPayに設定します。

こうすれば、QUICPayで支払いした際に、還元率が2%超得られるというわけです。

初めてスマホ決済・電子マネーを使うならばキャンペーンで選ぶのもあり

2020年7月以降も、各サービスではさまざまなキャンペーンを実施しています。

たとえば、PayPayでは、全国のセブン-イレブン店舗でPayPayを使って支払うと、抽選で決済金額の最大10倍(1,000%)のPayPayボーナスが付与されます(7月1日~7月31日まで)。

楽天ペイでは2020年楽天ペイのチャージ払い(楽天キャッシュ)・ポイント払い・クレジットカード払いをすることで、最大1.5%の還元が受けられるようになります(7月1日〜)。
au PAYでは全国のローソンで買い物をすると4%~13%の還元が受けられます(7月1日〜)。

さらに、国の新たなキャッシュレス還元施策「マイナポイント」の予約受付もスタート。マイナンバーカードをお持ちの方が、対象のクレジットカード・電子マネー・スマホ決済などのキャッシュレス決済サービスとマイナンバーを紐付けてチャージまたは決済すると、1人あたり2万円までのチャージ・決済に対して25%(最大5,000円分)のポイントが還元されます。

マイナポイントに合わせたキャンペーンも各サービスが展開しています。マイナポイントの受け取り先に設定するだけで、還元を上乗せしてくれるのです。

たとえばWAONは2,000円分、au PAYやメルペイ、Suicaでは1,000円分、d払いは500円分が上乗せされます。またPayPayでは抽選で最大100万円分のポイントがあたります。

これから初めてキャッシュレス決済をするという方は、まずはこうしたキャンペーンで選んでみるのもいいでしょう。

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