あおり運転は、重大な事故を発生させる可能性のある危険な行為です。これを取り締まるため、6月30日にあおり運転罪を新設した改正道路交通法(道交法)が施行されました。

他の車の通行を妨害する幅寄せや急ブレーキなどの行為が対象で、実際に事故に至らなくても適用されます。あおり運転の厳罰化を受けて、自分を守るためにドライブレコーダー(DR)を車に搭載する人が増えるとみられます。


あおり運転による事故が多発

DRは交通事故などの発生状況を記録することを主な目的に、車両の動きや周囲をカメラ、センサーで記録する車載装置です。交通事故時に、どちらの信号が青だったのかで事故当事者の主張が食い違う場合や、車の運転者に責任を押し付けられがちな歩行者・自転車との事故などで、有力な証拠となります。

DRの認知度が高まったのは、2017年6月、神奈川県の東名高速道路で、あおり運転により前方をふさがれた車が、後続トラックに追突されて乗車していた夫婦2人が亡くなった事故がきっかけです。

また、2019年8月には茨城県の常磐自動車道において、あおり運転により停車させられた運転手が、あおり運転を行った男に暴行される事件が発生。事件の模様を記録したDRの映像がテレビ番組で繰り返し流され、普及につながったとみられます。