はじめに

ニキビができたら優しくケアする

さらに刺激から炎症を起こして、ニキビができる人がいます。実際、皮膚科のドクターの元にも相談が増えているそう。決して無理やり潰したり、引っ掻いたりせず優しくケアします。

できることならニキビ用コスメにスイッチし、マスクを外した後は丁寧に洗って清潔に保ちます。思春期の皮脂の過剰分泌が原因のニキビとは違うので、やはり保湿が必要です。その場合、サッパリとしたジェルなどでスキンケアしましょう。ひどいときにはニキビ治療薬の使用や、皮膚科を受診してください

原因がマスクの接触によるものならば、肌への当たりがやわらかいオーガニックコットンや通気性のよい生地を選ぶなどの工夫も必要でしょう。同じマスクを使い続けるのもよくありません。肌に触れるマスクが汚れていては、本末転倒です。いつも清潔なものを使うようにして。

強い日差しによるムラ焼けにも注意

日焼けも肌トラブルの原因です。UV効果のあるマスクであれば、覆われていない額や目周りにきちんと日焼け止めを塗布しておかないと、顔に不自然なムラ焼けが生じます。避けるためには、マスク部分よりも露出している部位に多めに日焼け止めを塗りましょう。

たかが日焼けと侮ってはいけません。紫外線は最初赤くなって、その後に色素が沈着するだけでなく、シミやシワそしてたるみという光老化の主原因。また、紫外線B波は表皮を赤くしたり、ひどいときには水ぶくれにしたりします。紫外線A波は真皮層の細胞の核のDNAまでも損傷します。

さらに長期間、無防備に浴び続けると、細菌やウイルスに対する免疫力が低下したり、皮膚ガンなどのリスクも高くなったりするとされています。新型コロナウイルスが未だ収まっていないこの状況下で、自ら免疫力を下げてしまう行為は、まさに愚の骨頂と言えるでしょう。夏だけではなく、日焼け止めは1年中必要です。

もっとも効果が高いのが物理的に日を遮る方法です。帽子をかぶったり、サングラスをしたり、日傘を使うのがいいですね。身体も衣服の露出を抑えるのがベター。紫外線はビタミンDの合成を促す作用があるとはいえ、現代では日差しを浴びるより、サプリメントなどで補う方が得策だと思います。

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