はじめに

8月は決算動向にも要注意

8月は相場全体で見ると閑散の時期でありますが、3月決算企業の第1四半期決算がピークを迎える時期でもあります。今日7月30日、31日だけでも合わせて約650社、8月第1週が約1,500社、第2週が約800社と多くの決算発表を控えています。

先週決算発表が行われた日本電産(6594)は、予想から一転して増益を発表した翌日に年初来高値を更新するなど、期待を上回る好決算に対しては株価にも好反応が見られています。一方で、先駆けて決算発表が本格化しているアメリカでは、インテルが新製品開発プロセスで遅れが出ていることが嫌気され決算翌日に▲16.2%を記録したほか、マイクロソフトやテスラも決算を通過して値を下げています。

このように、3月の暴落以降急速なリバウンドを見せていたこともあり、期待が先行して上昇していた銘柄は決算を境に売られる場面も見られますので、例年以上の警戒が必要でしょう。

ボラティリティが大きくなると短期のトレードの面白みは増します、しかし中長期での投資を行っている方は値動きに過度に反応することなく、じっと待つ時期かもしれません。

<文:Finatextグループアナリスト 菅原良介>