はじめに
「おうち英語」は高コスパ?
ネイティブの先生が教えてくれる教室に週1回通うと、大手であれば月1万円前後かかります。年12万円で3年続けると36万円、6年続けると72万円にもなります。インターナショナル保育園であれば、通常の保育園より月数万円~10万円程度費用負担が増えるでしょう。
そこで費用を抑えて継続的に子どもに英語に触れさせるために、「おうち英語」という選択をするご家庭も増えています。
おうち英語に明確な定義があるわけではありませんが、「英語教室だけに頼らず、自宅で英語環境を作って取り組む教育方法」と定義しましょう。おうち英語を習慣化してしまえば、毎日1時間~2時間英語に取り組むことができます。これなら就学までに2000時間達成も無理な話ではありません。実際、おうち英語に取り組んでいる方の中には英語だけで会話ができたり、簡単な本を読んだりしている幼児さんもいらっしゃいます。
自宅で英語を、というとすぐに思いつくのは高額な英語教材セット。それらはもちろん素晴らしい教材だと思いますが、やはり金額が気になりますよね。赤ちゃんから始めて就学までの6年間その教材を使い続けられるのであればコスパも良いと言えるのですが、なかなか覚悟がいるところです。
オンラインレッスンと書籍代で5000~1万円程度
我が家の場合、最近ではフィリピン人先生とのオンラインレッスンと書籍代くらいなので、月5000円~1万円くらい。1歳半~3歳の1年半はスクールにも通っていたので月1万円以上かかっていましたので、その分、他の教材にはお金をかけず無料教材を中心に活用していました。
スクールに通うお値段で子どもが英語を話すようになるのであれば、これはかなり高コスパですよね。
今回は我が家でも活用していた、気軽に始められる0円からのおうち英語教材をご紹介したいと思います。
乳幼児期は「音」を重視した音源のかけ流しや動画を活用
乳幼児期は言語の音を吸収するのがとても上手です。その特徴を利用しない手はありません。
まずは手遊び歌など動きを伴う音楽の音源や動画を流してみることから始め、親子で歌ったり踊ったりしてみることがおススメです。子どもが手遊びを真似するようになってきたら、内容がわかりやすく簡単な英語で構成されている動画を見せてあげると良いでしょう。
最近ではスマートテレビでYou tubeをテレビで視ることができるご家庭も増えていますし、そうでない場合でも、無線・有線の機能を利用すればスマートフォンやタブレットから動画をテレビに転送することができます。
大切なのは親子で視聴して楽しむこと。お子さんと一緒に親御さんも英語を身に着けていくことで、家庭の英語環境は少しずつレベルアップできます。
特に低年齢の期間(2歳になるまで)は動画視聴を極力、1日1時間までに抑えていただいた方がよいでしょう。動画と同じ音楽が流れるCDやダウンロード音源などを活用されることをおススメします。お子さんにスマートフォンやタブレットを触って欲しくないという場合は、Bluetoothを利用して外部の音楽再生機から音を流すなど工夫をされると良いと思います。