はじめに
災害が起きると世界中から届けられる寄付金。この寄付金は、「義援金」「支援金」という名でそれぞれ被災地へ送られています。でも、この「義援金」と「支援金」、一体どう違うのでしょうか?
この記事では、寄付金の「義援金」と「支援金」の違いについて改めて確認します。内容を把握することで、自分の想いにあった寄付をすることができるのではないでしょうか。
「義援金」は被災者へのお見舞金
「義援金」とは、災害などの被害を受けた被災者に対して直接渡されるお金のことです。
この義援金は、被災地の自治体に送られ、義援金配分委員会によって100%が公平・平等に被災者へ渡されます。
確実に被災者の元へ届けたいということであれば、義援金の方が向いていますが、公平・平等に配分する必要があるため、被災者の元へ届くまでに、しばらく時間がかかるという側面もあります。
「義援金」の窓口はどこ?
義援金の窓口としては、日本赤十字社や赤い羽根共同募金、各自治体となっています。テレビ局などのメディアが呼びかけ受け皿となるケースも多くみられます。
日本赤十字社では通常の寄付とは全く別口で扱っているようです。義援金の全額が配分委員会に送られるため、赤十字の収入には計上されていません。プロセスや配分先が明確で、信頼性が高いといえます。