はじめに

たくさんのロボットが働く

「東京ポートシティ竹芝」は、ビジネス拠点となる40階建ての「オフィスタワー」、住まいとして貸し出す18階建ての「レジデンスタワー」の2棟に分かれています。いずれも最新鋭のスマート機能はもちろん、近年叫ばれている「世界的に持続可能な開発目標」SDGsにもピッタリ合致する構造もふんだんに取り入れられています。

オフィスタワー 外観

「東京ポートシティ竹芝」の特筆すべき点は、スマート機能の充実です。入居するローソンでは遠隔操作型のヒューマノイドロボットを導入。おにぎり、弁当などの商品の品出しを全部ロボットが行うというから驚きです。

運用初期は遠隔操作型ですが、最終的には完全な自律式制御のロボットに移行。さらにはロボットによるフライドフーズの作成まですることも検討しているようです。将来的には他店への導入・拡大も目指していくのだそうです。

ロボットコンビニイメージ

ビル内の掃除や警備もロボットが行います。ソフトバンクロボティクスのロボット掃除機・WhizはAIを搭載し、トレーニングによって清掃機能を高めていくロボットです。人間とロボットとで清掃の役割分担をし、効率化をはかります。

警備もガードマンではなく、SEQSENSEの自律移動の警備ロボット・SQ-2が採用されています。巨大なひょうたんのようなロボットで、巡回、立哨、動哨といった警備業務を行い、人力の負担を軽減しながらより高度で安全性の高いセキュリティを実現するそうです。

エレベーターやお店の混雑をモニタリング

さらに最先端のセンシングデバイスと解析によって、ビル内の集客、混雑状況などのデータを収集し、リアルタイムで処理・配信します。施設利用者にとって、これまでは「行ってみなければわからない」エレベーターホールの混雑状況、トイレの空き状況なども、専用アプリでお知らせしてくれる仕組みです。

また、レストランやコンビニなどのテナントに対しても、AIカメラ、Wi-Fiデータなどで施設利用の傾向を分析。レポートとして運用者に提供することで、「売り上げ予測」「在庫管理最適化」などをサポートします。

東急不動産の岡田正志社長は14日の説明会で、「テクノロジーの力により、『混雑回避』や『非接触』を実現致しました。結果として、ウィズコロナの働き方にもマッチした、新時代の働き方改革につながる取組となりました」と語りました。

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