はじめに

来年には1回の充電で1ヵ月走る自動車が登場?

走行距離については、21年から一部の新しい電動車が1充電当たり800-1,000kmに達すると見込まれています。日本での1台当たり1日平均運転距離である25kmに基づくと、1ヶ月に1度の充電で済む計算となり、充電設備不足の懸念緩和に繋がると考えられます。

一方で、充電インフラの整備も進みつつあります。ドイツはガソリンスタンドへの充電器の設備を義務化するなど、インフラの整備も進めます。
新技術の導入も進んでいます。米フリーワイヤ・テクノロジーズは移動可能なEV充電ステーションを開発しました。他社ではレシーバの上に停車すると自動で無線充電できるステーションなどワイヤレス充電なども開発が進められています。

相次ぐ新車発売

EV市場拡大を背景に、新車の販売が相次いでいます。米テスラが「モデルY」を3月に北米で納車開始。ハイブリッドや燃料電池車に注力していた日本メーカーもEV新車投入に動き出しています。

4月には、トヨタがレクサス初のブランド「UX300e」を中国で販売開始。10月にはホンダが初の量産型のEV「ホンダe」を欧州に続き、日本でも投入します。日産は、「新型EVアリア」を来年以降に発売予定です。欧州メーカーでも新車発表が相次いでいます。

スッキリとした都会的な表情のデザインのアリア

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