はじめに

エクステリアを中心に大変更

マイナーチェンジという扱いのエクリプスクロスですが、実際はそれ以上の変更からも気合いが入っていることがわかります。

5下側のウインドウガラスを廃止した全く新しいデザインとなりました

PHEVモデルの追加以外では何と言ってもエクステリアを中心に大変更を行った点です。

前述したようにクーペ的フォルムを持つクルマですが、まず全長のサイズを140mmも拡大しています。内訳的にはフロント側に35mm、リア側に105mmですが、いくら本腰を入れて改良したと言っても普通はここまでの変更は行いません。

今回、変更前のモデルの写真も比較用に入れてありますが、フロント側はヘッドライトを中心にデザインを換えることで精悍さを向上させていますが、注目はやはりリア側です。

このクルマの特徴に後方視界を確保しつつ、スタイリッシュなデザインとする2枚のリアウインドウを廃止し、まったく新しく1枚のみのリアゲートを作り上げしました。

単にガラスを1枚減らしたのではなく、前述したようにリア側へのサイズ拡大はこのガラスだけではなく、そもそもリアゲート自体も刷新することで見え方は大きく変わります。多分、普通にパッと見ただけではエクリプスクロスとは気がつかないかもしれません。

インフォテインメントも進化

大胆な変更によるエクステリアに比べ、インテリアの変更は少なめです。

PHEV化により専用のシフトやメーター内の表示などは新設されていますが、基本造形は変わりません。

ただ、目立つ部分ではエアコンのスイッチ類のデザインが刷新した点、そしてインパネ上部に設置されているSDAと呼ばれる「スマートフォン連携ディスプレイオーディオ」の画面サイズが従来までの7インチから8インチに大型化されています。

たかが1インチと思われる方もいるとは思いますが、視覚上は約1.3倍大きいのでカーナビの地図などの見やすさは一気に向上します。細かな操作は時間の関係でできませんでしたが、タッチパネルのレスポンスや液晶の見え方なども向上しています。またアウトランダー同様に電気などの流れなども視覚的に把握できる「エネルギーモニター」もこの画面上で確認することもできます。

シートは上位グレードに設定されていたブラックの本革シートにプラスしてライトグレーも新設定されています。

独自のAWD制御システムが進化

PHEVの基本システムはアウトランダーとほぼ同じです。発電機としての役目も担う2.4L直4ガソリンエンジンと前後のモーターを搭載しますが、同社がこれまで培ってきた「S-AWC」と呼ばれる制御技術を専用チューニング。路面に応じてスイッチひとつで特性を切り替えることができるモードも搭載します。

難しい話をここでするより結論としては「どんな路面でもハンドリングと走行安定性を実現」するのが特徴です。

また基本は「ノーマル(エコモードも含む)」でほとんどのシーンは対応できるものの、「スノー」「グラベル」のほか、乾燥舗装路に最適化した「ターマック」モードもシフト近くに設置されたスイッチで切り替えることができます。

要はドライバーの意志とクルマの性能を高い次元で両立させることができるシステムと言えるのです。