はじめに
長く働くことが「健康」に繋がるというデータ
「定年後も働く」ことは、経済的にいっても重要です。70歳まで、働いていると厚生年金の受給額も増えて行くので老後の生活は、楽になります。しかし、それ以上に、「健康」と「生きがい」を得ることができるのです。
長く働くことで、社会との接点を持つことができます。そして、人と接することで人とのコミュニケーションも生まれてきます。また人の役に立っているという自分の価値というのを再確認することもできるのです。これが「生きがい」にもつながり、元気になっていくのです。しかも経済的にプラスにもなる。いいことずくめですね。
裏付けるデータとして次のようなものがあります。厚生労働省の平成30年の「経済財政諮問会議(加藤臨時委員資料)」の資料をみると、65歳以上の就業率の高い県ほど、医療・介護費がかからないというものです。
これから推測されるのが、やはり働くことが健康へよい影響をもたらしているのではないかということです。また厚生労働省の国民健康づくり運動プラン策定専門委員会の資料によると、仕事をしている場合と仕事をしていない場合では、将来の日常活動度の減少が大きくなるという調査結果があります。