はじめに
フォニクス音、サイトワードが楽しく学べるアプリも
▷英国発、フォニクス音が確認できる「Jolly phonics lessons」
イギリス発のフォニクス教材で、世界中で支持されているJolly Phonicsの無料アプリです。聞こえてくる音と文字を一致させていくゲームで、既にフォニクスの基本的な音を学び終えた子どもが楽しむことができます。
▷サイトワードを学ぶなら「Sight Words Learning Games & Reading Flash Cards」
レベル別にサイトワードを学ぶことができるゲームです。ゲームの種類も沢山あるので、飽きずに学習することができます。私が教える幼稚園~小学生クラスでも子ども達に人気です。
▷オールインワンの学習アプリ「Khan Academy Kids」
アルファベットのなぞり書き、フォニクスからサイトワードまで、全てがレベル別に学べるオールインワンアプリです。英語圏の小学校1年生までの学習内容をカバーしています。運筆や計算の練習、塗り絵や電子書籍もついています。何から始めたらよいか分からないという方のために、お子さんの年齢を設定すればアプリが学習計画を立ててくれます。
フォニクスとサイトワードの後には
フォニクスとサイトワードは、英語圏の子どもたちも幼稚園~小学校で少しずつ学んでいく内容です。日本での学習者でも、基本的なフォニクスとサイトワードを身に着けたらレベルにあった本を読んでいくことで自然と英語を読む力が上がっていくでしょう。
英語にはそうしたレベル別の「リーダー本」が存在しています。ご紹介したアプリにも本が音声付きで読めるものがあります。お子さんの興味、レベルにあったものを選んでみてください。
低年齢の英語読み書きで気を付けてほしいこと
文字の興味は、子どもによって個人差がかなり大きいことです。そのため、何歳までに英語が読めるように「させたい」という思いは持たず、子どもの興味に寄り添っていくのが一番の近道だと思っています。
なかなか文字に興味が出てこないというお子さんには、お子さんが好きなものやお子さんのお名前など身近なものを英語で書いてあげたり、アルファベットのパズルや塗り絵などから始めてみたりするのも良いと思います。
前述しましたが、幼児~低学年での英語の読み書きは英語の「音」にしっかり慣れたうえで身に着けていくものです。学習が進んでお子さんの読み書きが始まったとしても、まだまだ「音」が大切であることは変わりがありません。引き続き、映像やかけ流しを通して英語の音声にも触れていきましょう。