はじめに
初心者は長期・積立・分散でリスクの少ない投資を
投資には「リスク」がつきもの。このリスクとは価格の振れ幅とか、不確実性を指すもので、日常生活で使う「危険」とは異なります。このリスクが高いと「高いリターン」も狙えます。ですが、逆に大きな損失となる可能性もあるのです。いわゆるハイリスク・ハイリターンです。
個別銘柄への投資は、ハイリスク・ハイリターンだとも断定できませんが、ローリスク・ローリターンではありません。はじめのうちはリスクの少ない長期・分散・積立で、仕組みを理解できている投資からスタートさせましょう。また長期・分散・積立の投資をなぜお勧めするかというと、時間はかかりますが、リスクを分散しながら資産を増やしていける確度が非常に高いからです。
「長期」は、長期投資をすることで利息にも利息が付く「複利」で資産を増やすことを狙います。「分散」は、国内外の株、債券といった投資対象(資産・銘柄)、地域(国)や通貨を分散し、価格変動のリスクを軽減を図ります。「積立」は月に1度購入するなど購入時間の分散をすることです。購入価格が平均化されるので、短期的な急な値下がりなどが生じても、それによる損失を軽減できます。何より少額から始められることも魅力です。
このような投資が手軽にできるのが、投資信託です。1つの商品に数百、数千の銘柄が入っているので、商品1つでも分散投資ができます。まだまだ細かかくお伝えしたいことがあるのですが、今回は割愛しますので、興味があれば調べてみてください。
投資とはこのようなものです。もし、始めてみたいと思われるのなら、毎月の収支の改善から始めましょう。
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