はじめに
陥りがちな失敗パターン
よくあるのが、実際に自分が買わず、見ていただけの株がどんどん上昇してしまうと、高値でもまだまだ上がると思って買ってしまうケースです。いざ買った途端、これでもかとばかりに上昇していた株が下落に転じてしまうものです。
その後、どんどん下落し、売るに売れなくなってしまうことはよくあります。その際、買値が高いものだから、さらに安く買えば平均買い単価が下がると考え、追加で買ってしまうことがあります。
つまり、自分が高値で買ったことが失敗であるのに、さらに追加で買う。実際に「買い場」であるのかどうかにかかわらず、自分が買った値段より安い、というだけで買ってしまっています。
さらに深手を負うケースも
以前の記事で、「高値覚え」ということを説明しましたが、それ以上に追加で買ってしまうと、損失が倍になってしまうこともあります。だから、注意が必要なのです。
難平が全ていけないのかというと、そうではありません。高値で買ってしまったせいで、十分に値が下がるまで待てず、下落の途中に追加で買ってしまうからダメなのです。十分に下落し、これ以上下がることはないだろうというタイミングなら、難平もまた有効です。
現状のように株価が大きく上昇しているとき、そして急騰しているときにありがちな失敗なので、十分に気を付ける必要があります。