はじめに
苦境に立つ事業者や被災地を支援する動き
新型コロナ感染拡大で売上が減少した事業者の支援を目的に、通常よりも寄付額を低く設定したり、内容量を増量したりしたお礼品が登場しました。
「応援」「支援」が名称についたお礼品登録数は、3~5月の3か月で約24倍にもなりました。ふるさと納税を通じた「応援消費」を呼びかける動きが高まり、「緊急支援」というキーワードは5月、昨年の圏外から48位に急上昇。7月には、九州や東北を襲った令和2年7月豪雨の被災地の自治体名を検索する傾向が目立ちました。
「防災」「扇風機」「キャンプ」もランクイン
その他にも目立ったキーワードを3つご紹介します。
「防災」は3月に昨年の圏外から154位に浮上。2011年3月に起きた東日本大震災の教訓からか、当月は災害に備える意識の高まりが見受けられました。「防災」以外にも「レトルト」や「保存食」、「非常食」といったキーワードが圏外から200位台まで順位を上げました。
次に、「扇風機」は6月に昨年の圏外から142位に浮上。手持式や首掛け式扇風機の人気も高まり、昨年の圏外から順位を上げました。
「キャンプ」は本格的なキャンプシーズンが始まる前の6月から昨年の順位を上回り続け、10月は昨年78位から今年最高位の30位にランクイン。緊急事態宣言解除後も3密回避が求められる中、「キャンプ」の他にも「アウトドア」や「テント」といったキーワードも順位を上げました。
新型コロナウイルスが流行している2020年は、新型コロナ対策、巣ごもり需要、応援消費に関連する検索キーワードが前年と比べて大きく順位を上げる結果となりました。
2020年さとふる検索順位上昇キーワード一覧表