はじめに
電子レンジの寿命と使用上の注意点
電子レンジの補修用性能部品はその品名(商品品番や商品型式とも記される)の製造打切後8年間となります。なので「寿命の目安」は8年。併せて、安全上の注意点にも触れておきましょう。
■設置するとき
1)吸気口や排気口はふさがないように注意する(布などでふさぐだけではなく、小物による障害壁を作ってしまったり、ごみや埃が大量に付着していても故障や火災の原因となる)
2)水が跳ねるような場所は避ける(感電や漏電の原因となる)
3)アース線をしっかり接続する(取れかかっていると故障や漏電の際に感電する)
■使用するとき
1)庫内に付着した油や食品カスなどは放置しない (除々に炭化し、最終的には弾けてしまい破損や火災の原因となる)
2)庫内に付着した調理後の水滴を放置しない (放置すると錆の原因となる)
3)付属グリル皿を活用する場合は庫内壁を引きずらない(雑に取り扱うと絶縁塗装が剥がれてきて、破損や火災の原因となる)
エアコンの寿命と使用上の注意点
エアコンの補修用性能部品はその品名(商品品番や商品型式とも記される)の製造打切後10年間(2009年以前に設計されたエアコンは9年間の場合があります)となります。ですので「寿命の目安」は9年〜10年。安全上の注意点は下記のとおりです。
■室外機の周辺
1)室外機の吸込口や吹出口の周りに植木鉢や自転車など障害壁を作らないようにする (メーカーにより異なるが、室外機を正面から見て、真正面20cm以上、側面30cm以上、真裏10cm以上が必要であり、確保されていないと熱交換率低下の原因となる)
2)ドレンホースからの排水を妨げないようにする (ゴミや虫などが詰まると排水できなくなり室外機へ逆流の原因となる)
3)室外機からの風が動植物に直接当たらないようにする (夏場であれば温風、冬場であれば冷風が吹き出すためその影響は考慮すべき)
4)夏場の直射日光、冬場の積雪を対策する (室外機周辺の温度が高すぎると冷房能力が低下するため室外機に影を落とすよう工夫する。積雪は一定の空間を確保できなくなるため積雪防止策などを据えるべき)
■使用するときの注意点
1)フィルター自動掃除機能だけを頼らないようにする (使用時間が多くなる季節は2週間に1回を目安としてお手入れする)
2)連日の冷房運転を終えるとき送風運転を活用する (室内機内部の水分を取り除き、カビの発生を抑えるため)
3)定期的にメーカーサービスへ点検を依頼する (室内機・室外機の内部を洗浄や、各部の健康診断を実施してくれるため。メーカーHPや取扱説明書の裏面などを確認してみる)