はじめに

近場の客が増えた

というわけで、コロナの時代、民泊だと貸し切りが有利だと井上さんは感じているようです。そして、コロナになってから変わってきたのが福岡市からの宿泊客が圧倒的に増えた点。大人数の飲み会を飲み屋でやるのも気が引けるし、県をまたぐ移動も憚られる――そんな状況の時に糸島の大きな民泊であれば10人のグループでも気兼ねなく利用できるし、一応は「県内」ということになります。GoToも利用できるため、BBQでもすれば居酒屋の飲み会よりもよっぽど安くなるワケです(※編集注 本記事の執筆時期は12月上旬です)。

というわけで、なんとか「貸し切り」ということで民泊の運営は続けられましたが、その裏には「こんなはずじゃなかった……。インバウンド客を当て込んでいたのに……」という多くの民泊オーナーの嘆きもありそうです。投資にはリスクはつきものですが、今回民泊の当事者の声を聞いたことから「物件の見立てが良かったですね」という感想も持った次第です。民泊を運営するにしても、感染症をはじめとしたさまざまなリスクを想定する必要がありそうですね。

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