はじめに
TOBで儲けるには?
TOBに絡む売買をやってみたい方は空振りに終わった際の下落リスクもありますが報道初動で購入し株価の伸びを待つ手法、TOB株価にサヤ寄せした際に購入すると下値にはたくさん板があるので微損で撤退できる手法が良いでしょう。
最後に注意点とその他活用法を記しておきます。TOBが発表された銘柄すべてがこの手法の対象になるわけでなく、直近だとアプラスフィナンシャルのように親会社の新生銀行の持ち分が多くなるため上場廃止になるようなTOBは株の取り合いは起こらないのでこの手法の対象になりません。一つ一つの事象を確認して取り組んでいただきたいと思います。
アクティビストファンドの大量保有については長いタームで株数を積み上げたりTOBに至らないパターンも多いため大量保有を材料に飛びつくと結果が出ないことも多いです。
個人的には、事業会社では光通信の大量保有に注目しています。資産運用として株式投資を行っているのだと思いますがバリュー株に目をつけることが多く、大量購入したバリュー株の着目点を分析することでスキルアップにつながるでしょう。
このように大量報告にはいろいろな視点とドラマがあるので皆さんの売買ロジックに組み入れてみてはいかがでしょうか。