はじめに

まずは話し合いから始めましょう

マイホーム購入をする場合、気になるのは費用のことだと思いますが、相談者様のお家のケースなら、ご主人との感覚のズレをどうするのかが大切です。

ご主人は、お仕事が激務ということもあり、譲れない条件は駅近物件であること。また、何よりも賃貸でOKなのですから、その感覚がズレたまま行動に起こすのは、危険でしかありません。まずは夫婦で話し合うことが先決です。

ただ、ご主人の気持ちはすでに分かっているのですから、「子どもが大きくなったから引っ越したいけど、一部屋増えると家賃が3万円増えちゃうけど、どうする?」と、相談するというスタンスで話題を投げかけてみてはいかがでしょうか?

相談者様自身も、そこまでマイホームが欲しいと考えている訳ではないですよね? ご主人の意向を充分にくみ取り、どのようにすれば良いのかを考えていきましょう。

家賃がネックなら、代替案を考えることも必要

子どもは日々成長していきますので、今のままでは手狭になるのは時間の問題です。いずれの地域でも、駅近物件の賃貸料は他の地域よりも高めに設定されています。ご主人が郊外への住み替えでもOKとなるような代替案があれば、賃貸料をそのままで広い家へ住替えられるかもしれません。そのために代替案を考えてみましょう。

1)送り迎えをする
夫婦ともに働いているので時間が取れないかもしれませんが、夫の送り迎えを申し出るというのもアリかもしれませんね。ただ、毎日必ず送り迎えするというのは、相談者様にとって酷な話です。週2回とか、何時以降の場合など、提案してみても良いかもしれません。

2)お小遣いを渡す
家計のデータを拝見すると、お小遣いが計上されていません。恐らく、必要なときに必要な金額を渡しているのだと思います。駅から離れた場所に引っ越すと、歩いて帰ってくるのが面倒になるかもしれません。それならば、毎月決まった金額をお小遣いとして渡し、交通費として利用して良いのはもちろんのこと、自由に使ってよい趣旨のお金を渡しても良いかもしれません。

3)バス便が充実している地域を選ぶ
今までにバス通学・通勤の経験がない場合は発想そのものがないのですが、郊外でもバス停の側の家であれば、歩く距離は少なくすみます。ターミナル駅でバス便が充実しているエリアなら、ご主人の負担は少しで済むのではないでしょうか?

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