はじめに

自身のご家庭のお金の使い方の見直しも

ルールを決めても、話し合っても、ご自身の家計の支出が多くては改善が難しいもの。自身のご家庭のお金の使い方も振り返ってみましょう。食費は無駄に多くないか、通信費は使い方に見合った金額になっているのか。教育費はかけすぎていないか。消耗品を無駄に使っていないかなど、見直すべき支出はたくさんあります。家計表を見ていると、例えご両親の生活費も支払っているとしても、まだ削減できるのではないかと思える支出が多くあるのです。

例えば通信費。固定電話は今でも必要でしょうか。スマホのプランは使い方に合ったプランでしょうか。日用品は無駄に使っていないか、ストックを置きすぎていないか。無駄にして捨てている食材はないか。もしキャッシュレス決済を利用しているのなら、複数使うことでいくら使っているのかわからないということになっていないかも、考えてみましょう。

ルールを作ったり、家族でお金の話をしながら支出の仕方を見直し、毎月の家計に余剰金を作ることができたら、ボーナスから家計へ補てんすることがなくなります。つまり、ボーナスから貯金ができることになるのです。また、貯金が安定的にできるなら、その一部を投資に回し、ご夫婦の老後資金作りも始められます。

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