はじめに

生活費負担のルールを作る

相談文からは、「夫が援助するというから仕方がない」「両親の希望に沿わなくてはいけない」と考えていらっしゃることが分かります。では、ご相談者ご自身はどうすると家計がうまく回るとお考えでしょうか。

家計が上手く回らない、やりくりに不満が生じる原因は、ご両親の支出を負担するようになるときに、「負担の仕方のルール」をきちんと決めなかったところに原因があると考えます。このルールを決めるときには、互いの収入や支出状況などを考えて話し合わなくてはならないので、まずその「家計の把握」が十分ではなく、「できるかもしれない」「もう少し多く払っても大丈夫」など曖昧な考えが生じてしまったのではないでしょうか。

今からできることとしては、今の支出状況を把握し、生活には何にいくらかかっていて、自分たちにはいくら、ご両親にはいくらかかっているということを目で見て分かるようにすることです。その上で、改めて生活費を負担するルールを、作っていくようにしましょう。

家族でお金の話す

そのルール作りのためには、ご両親も含めた家族でお金の話をきちんとしたほうがよいでしょう。給与収入はいくらあるのか、年金収入はいくらなのか。生活費は各費目ごとにいくらかかっているのか。生活費として使えるお金の中で支出を収めるには、どうしたらよいのかなど、話し合うことはたくさんあると思います。

何も材料がないまま話をしても、ご相談者の思う不安を共感してもらうことは難しいと思えるので、支出の記録をつけていきましょう。可能であれば、ご両親分の支出もわかると、ご相談者の家計の負担度合いが見えてきます。ご両親の年金収入額も知ることができれば、ご両親にかかるお金のいくらかを負担してもらうことも話し合えるでしょう。

金額や分担等について話をするときは、お金を数字で「見える化」しておくことが大切です。話だけでは理解されなくても、数字で見れば理解してもらえることが多いものです。そして、支出額の大きさに気が付き、ムダ使いを減らすことができる可能性も含んでいます。話し合いを支出全体の見直しにつなげることができれば、家計の支出はいまよりもずっと見違えるように良くなると思います。

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