はじめに
意外だった燃費性能
2日目は長野県から栃木県宇都宮市までのルートを走行しました。ほとんどが高速道路だったのですが、意外と言っては失礼ですが燃費性能に関しては好印象でした。
2日目の高速ルート。STIスポーツの「コンフォート」モードの乗り心地は絶品です
もちろん、渋滞も少なめでACCをオンにした「一人旅」状態。現在の燃費を表す「WLTCモード」の中にある「高速燃費モード」のカタログ公称数値は15.3km/Lですが、実際の走行では18.2km/Lという結果でした。正直に言えばハイブリッド主流の中、この数値は満足できるか、と問われると「もう少し伸ばして!」と言いたい部分はあります。ただ、レヴォーグはどんなシーンでも走りが楽しい、と思える部分が多く、これらを求める人と燃費との相関関係は必ずしも一致するわけではありません。
筆者は仕事でクルマを使う関係上、平均燃費で26km/L以上走るPHEVに乗っていますが、ここまで求めなくてもレヴォーグの高速走行燃費がここまで伸びるのであれば十分だと思います。同時にレギュラーガソリン仕様という点も家計的にもありがたいはずです。
クルマの知能化に大きな期待
アイサイトXには約70km/h以上で走行中に車線変更をサポートしてくれる「アクティブレーンチェンジアシスト」や3D高精度地図データや準天頂衛星システムなどを活用した「カーブ前速度制御」や「料金所前速度制御」などの機能も備わっています。
細かな機能を解説するより、実際に走行して感じたのが「ひとつのドライブにおいて、スタートからゴールまでシームレスにドライバーをサポートしてくれる」という点です。
高速道路の分岐や合流、そして料金所前での十分な減速。前述したようにACC制御の上手さも手伝ってドライバーが不快になるような“急”な動きが本当に少ないのです。
またレーンチェンジに関しても後方からの接近車両をしっかり認識することでヒューマンエラーを防止するなど何重にもセーフティがかけられています。
ゆえにレーンチェンジ時の車両の動きなどは「自分より上手いのでは?」と思えるほどでした。