はじめに
お片付けタイムを決める
モンテッソーリ教育をしている教室では、一つの教具で活動を終えたら、必ず片づけてから新しいもので遊びます。しかし個々が独立している教具と違い、家庭ではオモチャ同士を組み合わせて遊ぶこともあります。「一つ出したら一つ片づける」方式はなかなか実践しづらいところでしょう。
そこで家庭では、「お片付けタイム」を設けることをおススメします。
食事の前、お出かけの前、オヤツの前、お風呂に入る前、寝る前など、お片付けタイムは1日に何回もやってきます。子どもはすぐには遊びを終われないので、片づけてほしい5分前頃から何回か声かけをします。
子どもがどれだけオモチャを引っ張り出していても、5分~10分で片づけられると分かっていたら、親のストレスも少しは軽減されますし、スケジュールも立てやすくなります。
お片付けはできる限り子どもに参加させましょう。気持ちを切り替えるために、お片付けの歌や音楽を流すのも一つです。子どもが寝てから片づけることはあまりおススメできません。オモチャで遊んだら自分で片づけることを小さな頃から習慣にしておくと良いと思います。
0~1歳児でもオモチャをカゴに投げ入れたりしてお片付けができますので、少しずつお片付けの習慣をつけられるよう促してみてくださいね。
大人も一緒に片づけよう
この話をすると、「私がお片付けできてなくて。まずは自分からですね。」と、皆さんおっしゃいます。
そのとおり、是非大人も部屋を整理することを心がけてください。インスタ映えする部屋でなくていいのです。片付けは子どもに良い影響を与えるだけでなく、余計な出費を抑えます。不用品をフリマアプリで売れば臨時収入にもなります。
コロナ禍でお出かけもままならない今だからこそ、年末年始に取り組んでみてはいかがでしょうか。