はじめに

初詣・参拝にも“新しい様式”の体制作りは避けて通れないもの

そして最後の質問は「これからの時代、初詣・参拝も“新しい様式”を生み出していくべきだと思いますか?」というもの。

20代~50代の人が「はい」と答えたのに対し、60代の人は「いいえ」が過半数を上回る結果となりました。どことなく「デジタルを使いこなし、合理性に対する柔軟性を持つ世代」と「伝統や様式を重んじる世代」との対立のようにも映ります。

「伝統を続けていくために進化させられるアイデアは?」という質問に対しては

「賽銭やお守りなどのキャッシュレス化はどんどん進めるべきだと思う(30代男性・神奈川県)」
「初詣の期間を1月いっぱいに延長して分散参拝し易くする(50代男性・埼玉県)」
といったものが上がりました。初詣・参拝もまた“新しい様式”を、デジタル・アナログ双方をうまく取り入れ感染を防いでいくべきだとも感じます。

あらゆる神社仏閣とその儀式では、宗教観、長い歴史、伝統に基づいた「様式」を重んじます。しかし、新型コロナウイルスという目に見えない猛威と共存しながら人々の思いや慣習を守っていくためには、柔軟で合理的な体制の変更も必要だろうと実感しました。

来年(2021年)の初詣・参拝では、初詣に行かれる方自身も能動的な感染防止対策をしてお参りに行くべきだと思いました。

出典
■調査概要:「来年(2021年)の初詣・参拝とオンライン化」に関する調査
■調査日:2020年10月22日(木)
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:1,120人
■調査対象:全国20代~60代の男女
■調査主体:ゼネラルリサーチ

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