はじめに

コロナ禍で働き方がリモートワークにシフトし、「通勤を伴わない働き方」が一般的になるにつれ、郊外立地の住宅人気が高まってきました。

超低金利時代と言われる今。人生の一大イベントである「住宅購入」を真剣に検討する人が増えているようです。その時、頭金はどう考えるべきなのでしょうか。今回は、頭金を入れることの効果について考えます。


今の時代、頭金500万を入れる効果はどのくらい?

日本人は「借金」が嫌いと言われています。借金 = 悪いもの、というイメージは確かに拭えません。

仮に3,500万円の物件を購入する場合、少しでもローン(借金)の金額を減らすため、手元資金500万円を頭金に入れたとしましょう。500万円という大金を手元から放すことは、どんな経済的なメリット・デメリットがあるのでしょうか。

昭和後期から平成バブル期、つまり今から30年~40年ほど前の住宅ローンの店頭金利は、変動金利で8%~8.5%でした。まずは、その時代に3,500万円でローンを組むが、それとも500万円の頭金を入れて3,000万円でローンを組むのか、その違いと効果を検討してみます。

優遇措置を受け、適用金利 5.0% で借り入れをしたという前提で計算してみます。

この時代、頭金500万円を入れる経済効果は、およそ 560万円でした。35年間(420か月)で割った場合、月々 13,000円程度が軽減されるため、非常に大きな効果と言えます。

当然ですが、適用金利が 6.0% や 7.0%の場合は、さらに大きな経済効果が見込まれます。