はじめに
上昇したときの失敗
逆に、しっかりと上昇したときでも同じです。少し上がったから慌てて売ってしまい、その後大きく上昇したというケースもあります。まさに今年の11月の急騰時にはそうした失敗も多く見られました。再度買い直せればいいのですが、自分が売った値段よりも高く買い直すというのはなかなかできるものではありません。
ただ、逆に「まだまだ上がるだろう」と考えて持ち続けたところが急落してしまったということもあります。これも「だろう」という漠然とした気持ちで投資の判断をしたからであり、投資の世界では「だろう」ということは禁物です。
根拠と行動を決める
「だろう」をやめて「どうなったら、どうする」というパターンで投資を進めれば大きく間違うことは防げると思います。「だろう」をやめるということは「もう」や「まだ」を排除することではなく、「もう」や「まだ」の根拠をしっかりと決め、その通りに行動することが大切です。
そのためにはいくつかパターン分けして、「どうなったら、どうする」ということを決めておくこと。これが失敗しない、あるいは小さな失敗で済ませると唯一の方法だと思います。