はじめに

年収から見る適正な車の価格とは

車は高額な買い物ですから、自分の年収や暮らしぶりに見合った車を買わないと家計に負担がかかり、生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。

ライフスタイルや生活状況により違いはありますが、一般的に車を購入する予算の目安は、年収の半分以下と言われています。ご相談者さんは年収400万円程度かと思いますので、目安としては200万円以下となります。ただし、車は買ったら終わりではなく、購入後も税金や保険料、ガソリン代、人によっては駐車場代など維持費がかかります。また、車検やオイル交換などのときにはまとまった出費になります。予算を決める際には、こうした維持費なども考えて予算を決める必要があります。

一般家庭における理想的な車の維持費の目安は手取り月収の5〜6%程度です。多くの場合、購入する車の金額が高くなればなるほど、維持費は高くなっていく傾向があります。

ローンを組んで買った場合の返済金額はどれくらい?

ご相談者さんは、300万円の車を買うために、その頭金として150万円を貯め、その後、ローンを利用して購入することを考えているようですね。車をローンで買うとなると、ローンの返済も家計に重くのしかかります。

前述したように、ご相談者さんの年収を考えた場合、300万円の車を購入するのは適正でありませんが、仮に300万円の車を、ローンを利用して購入した場合、どれくらいの返済金額になるのか見てみましょう。

カーローンの金利は、金融機関などによって異なりますが、比較的金利の低い金融機関で借りたとしても1.5%から3%程度です。借りられる期間は最長10年間が一般的です。

頭金150万円として、残りの150万円を3%で5年間ローンを組んだ場合、毎月の返済金額は2万6,935円になります。これに維持費が約1万円と仮定して加えると、毎月の車費用は約3万7,000円になります。これでは家計が圧迫されそうですね。では、10年間ローンを組んだ場合はどうかというと、毎月の返済金額は、1万4,484円になります。これに維持費約1万円と仮定して加えると、毎月の車費用は約2万5,000円になります。

10年ローンでも厳しい?

現在のご相談者さんの家計を拝見すると、通信費や食費など多少節約できる項目もありそうですが、特に無駄遣いをしている印象はありません。そうすると、仮に10年間ローンを組んだ場合でも、家計に余裕がなくなります。

ボーナス返済も併用するという手もありますが、コロナのように経済に大きな影響を及ぼす出来事が起きると、ボーナスは減額もしくはなくなってしまう可能性も高いでしょう。先行き不透明な今の時代は、ボーナスは当てにせずに、資金計画を立てることが大切です。