はじめに

2020年は年半ばには多くの国で制限が緩和されるなど、各国の経済活動に明るさが見え始めていました。しかし、年末から2021年にかけ、主要国におけるコロナ問題が再び深刻化しています。

今年もコロナウイルスとワクチン開発のせめぎあいが予想されますが。世界経済、株式市場は、昨年以上にコロナ問題へ振り回されることとなりそうです。そのなかで、アジア市場のなかで注目される国、そのポイントをいくつか挙げてみたいと思います。


経済状況と株式市場の乖離が鮮明に

2020年後半以降、世界的に経済状況が悪化している一方で、株式市場は絶好調、という状況が顕著になりました。不景気の株高です。

先進国の株式市場では、日本の日経平均株価、米国のNYダウ工業株、ナスダック指数などはいずれも上がり、特に日本の日経平均株価は約30年ぶりの高値となりました。各国が相次いで金融緩和、追加経済対策など資金供給を実施して景気を支える、という方針を明確にし、あふれた資金が株式市場に流れていると推測されます。

とはいえ、すべての産業の個別株が値上がりしているわけではありません。移動制限による需要の低迷などにより旅客輸送、エネルギーなどのセクターの企業の業績悪化、株価低迷が顕著になりました。一方で、テレワークや巣ごもり消費関連企業は、株式の値上がりが目立ちました。

今年も昨年以上に、好調な企業と低迷する企業の二極化がはっきりとしてくると思われます。