はじめに

保護者と教育現場への衝撃

新しい共通テストは、このような課題を高校と中学の教育現場にまざまざと見せつけることになったといえます。

つまり、このオンライン授業、三密防止入試、最後に共通テストとなったワンツースリーのパンチにより、これは私立中高一貫校あるいは公立中高一貫校でないと、大学進学には太刀打ちできないのではないか、と保護者も教育者も側も受け止めたのではないか、と思うのです。

もちろん、しばらくすれば公立中学から公立高校に進むルートでも、このような教育が実現してくことになるはずですし、また、そうなるべきです。しかし、少なくともこの5年くらいは、変化対応に時間がかかるのではないでしょうか。

その意味で、「タカの目」さんの問いかけである「これからの中学受験はどうなるのか」に対する答えは、私立中学の変化対応能力の高さが、当面は保護者、受験生の支持を得る、というのがモリの目の見立てです。

―長らくのご愛読ありがとうございました。

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