はじめに

前回は「失敗しない投資」ということで、「ドルコスト平均法」を紹介しました。

実際に積み立て投資がどのくらい有利かということを検証してみましょう。もちろん、株価がどのような動きをしたかで結果は違ってきます。株価が高くなるのか、安くなるのかがわからずに失敗するのですから、上がっても下がっても利益が出る投資こそが失敗しない投資なのです。


「ドルコスト平均法」の検証

ドルコスト平均法を使えば、基本的にはいつ始めても利益が出るということになります。つまり、一度に投資をしようと思うと「安いところで買う」ことが必要になるのですが、ドルコスト平均法はどこが安いところかわからない中での投資ですから、逆に言えば、いつ買っても良いという投資法です。

この方法では、安値でも高値でも、同じ金額だけ買います。だから、安いところではたくさん買うことができ、高いところでは少なく買うという結果になります。

2020年一年間投資した場合

具体的に、2020年初めから日経平均に投資をしたケースで検証してみましょう。年初の1月6日の日経平均は、前年末に比べて大幅下落となり23,204円で終わりました。その後、3月19日に16,552円の安値となり、その後は一貫して上昇基調となりました。

そして、年末の12月末まで高く、2021年になってもさらに高値を付け、1月14日に30年ぶりの高値水準である28,698円となり、15日現在でほぼ高値圏にある状況となりました。(日経平均日足のチャート(グラフ)参照してください。)

後からみれば、20年3月頃に買い、放置しておけば良かったのです。しかし、実際には暴落の最中には、「もっと下がるのではないか」と買うことができないものです。もし下がり始めで買ってしまえば、さらに下がるとどうしようもなくなります。