はじめに

現在の家計を「見える化」し、夫にも共有する

将来の夢や目標金額を把握したら、現在の家計の状況をご主人にも把握してもらうようにしましょう。

現在の状況をご主人に見せることで、奥様がかなり努力されていることが伝わるのではないでしょうか。これだけ妻が努力しているのであれば、自分も努力できるところは努力しようと思うかもしれません。また、家計を「見える化」することで、いくらでも使えるという錯覚を取り払うことができるでしょう。

現在はそれぞれで使っているとのことですが、ボーナスの使い方についても夫婦で共有できると良いですね。半分は貯金して、残りの半分は、家族のレジャー代や旅行代に当てるなど、楽しみのためのお金としての予算を確保しておきましょう。ご主人は、今を楽しみたいという気持ちが強いようなので、こうした「楽しみのための資金を確保してあげる」「お小遣いはキープしてあげて口を出さないようにする」など、ご主人の気持ちに寄り添うことも忘れずに。

奥様は、とにかく将来が不安でお金を貯めなくてはという思いで頑張っているようですが、何もかも我慢では、ご主人だけではなく、奥様も途中で息切れしてしまいます。時には家族でレジャーを楽しむ余裕を持ち、上手に気分転換をしながら貯蓄していけるようにしましょう。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

この記事の感想を教えてください。